経営目標とは、自分たちの限界を越えていくもの

Ia ora na!
新年度がスタートするこの時期、あなたの会社の目標はどうやって決まっていますか?

よくある光景。
社長が割りつけた目標に対し、「そんなの無理」となって目標を下げるか。
はたまた数字だけは取り繕って、心の中では「押しつけられた」「我々の意向は無視された」と思ったままスタートするか。

そもそも目標って何でしょうか?
企業が生き残るための条件であり、トップの決意である。是が非でも達成しなければならないものである』
そして、それは「常に自分たちの限界を越えていくもの」です。

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忘れてはいけないことがあります。それは、
会社は簡単に潰れるということ。
企業活動は食うか食われるかの血みどろの戦。その戦に何が何でも勝ち残ることこそ至上命令ということ。

企業の支配者は誰なのでしょうか?
『企業の本当の支配者は社長でもなければ株主でもない。それは顧客なのである』
『顧客の要求を知るかどうかが、企業の死活問題につながる』

この客観情勢( 顧客、競合他社、自社)の変化を見極めて、我が社はどうすべきかを考えられるほど広い視野を持ち、高い次元でものを考えられる人は、社長、経営層、それに近いごく少数の人々のみに望めるだけです。
そうであるならば、社長が考えに考え抜いた目標は、無理であるとか、ないとかの問題ではありません。やり抜くより他に会社の生きる道はないのです。
言い換えると、企業目標は「社長およびトップ層だけで検討し、決定しなければならない」のです。もし部下に相談しなければ決定のできないようなトップや幹部だったら、それこそ大問題です。
当然、過去の実績やこれまでの延長線上にある実現可能な凡庸な目標ではありません。限界を越えなければ到達できない、高い高い壁となります。

そして、『経営者は「目標は1つでも、手段は無数にある」という指導理念に徹する必要があります。やり方はどうでもよいのです。要は結果を手に入れることなのです』
「過程主義」ではなく、「結果主義」に徹する。
部下に聞かなければならないのは目標達成のための具体策なのです。
決定はワンマン、実施は任せる
これが本当のトップなのです。

明日、明後日はお客様の経営合宿。
毎年2日間、山に籠もって新年度の経営計画を詰めていきます。
経営者が考え抜いた目標は、すでに決定してあります。
それを幹部に伝え、その目標達成のための具体策をみんなで考えていきます。
自分たちの限界をどうやって越えていくか、ワクワク、エキセイティングな時間です!!

それではまた。
Mauruuru

(参考文献:「ゆがめられた目標管理」一倉定

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