予見の能力

Ia ora na!
4月10日は、私が独立開業した日です。
おかげさまで13年目をスタートすることができました。
お世話になっている皆様、本当にありがとうございます。


今月(2021.4月号)の日経トップリーダーの記事「リーダーシップの誤解(岸見一郎)」の内容がとても勉強になりました。
リーダーに必要な資質とは何か?
以下に、抜粋します。

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・指導者(リーダー)に求められるのは「予見の能力」
・必要なのは、知識と科学、それに直観
・ただ何が起こっているのかを知るだけでは十分ではない。難局を打開するためにはこうすることが必要だという直観とその直観に基づいた決断力行動がリーダーには必要。
・注意すべきことは、次の三点。
まず、真の直観は合理的思考を尽くした後に出てくるのであって、最初から科学を軽視するというような態度からは生じないということ
次に、リーダーは一人で行動するのではなく、他の人を動かし一緒に行動しなければならない
第三に、そのためには自分の行動を他の人に理解させ、そうすることで他の人の協力を得るようにしなければならない
・予見するリーダーは独断する孤高のリーダーであってはならない
(以上、日経トップリーダー2021.4月号より抜粋)

「予見することができない者は真の指導者であることができない」(「指導者論」三木清

「予見の能力」
未来について予見することは容易ではありません。
だれが現在のコロナ禍を予見できたでしょうか?
事態を正確に見通すことは困難であり、従来の常識で判断できないものもあります。
「しかしそれだからこそ指導者が要求される」というのです。

このことから、私は次のように解釈しました。
予見の能力とは、未来に起こることを当てるということではなく、現状の問題に対し、客観情報(知識と科学)をもとに合理的に考えて考えて考え抜いて、最後は直観で未来を見通して意思決定し、行動し、他の人を導いていくもの。
常に未来に目を向けて、未来を見据えて、考え、行動する能力。想像力。

「これって、まさに中期経営計画策定だよなぁ」
「予見する時の手順とバランス(知識と科学と直観)が重要だなぁ」
KKD(勘、経験、度胸)の前に、徹底した合理的思考が必要なんだなぁ」
等々、気づきがありました。

「予見する能力」
あまり意識できていませんでしたが、リーダーに求められる資質。
私も「予見する!」という意識を持って行動して、この能力を身につけていきたいと思います。

それではまた。
Mauruuru

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