見える化を加速する最強の三本線

Ia ora na!
見える化は、情報共有のために絶対に欠かせないもの。
売上や利益金額、生産実績をグラフ化するなど、多くの企業で取り組んでいます。
よく見るグラフはこんなもの。

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とてもいいですよね。
グラフにすることで、数字の羅列の資料よりも一目で状況がわかります。
今回は、そこにさらに加えて欲しい三本線の話。
線をたった三本加えるだけで、情報共有が一気に加速し、行動につながっていきます。
その三本線とは・・・

ひとつは、計画線です。
実績値だけでは、基準となる「ものさし」がないため、見る人によって受け取り方がまちまちになってしまいます。
そこに、計画線を一本引くことで、うまくいっているのか?遅れているのか?ギャップを見ることができ、誰でもすぐに状況がわかります。

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ひとつは、0(ゼロ)の線です。
0(ゼロ)を知ることはとても大事です。
利益管理の場合では、損益分岐点の線がこれに当たります。
0(ゼロ)を知ることで、これを越えないと赤字、越えたら黒字。その線を越えた時点であとはすべて利益になるとわかり、動き方、行動が変わります。
また、利益管理以外の場合では、前年度実績の線を入れるといいでしょう。
前年度=0(成長なし)と考え、その線を越えて成長しているかどうかを見えるようにします。

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最後のひとつは、余白の線(スペース)です。
これは線ではないのですが、グラフの周りに大きな余白を作ってほしいのです。
その目的は、グラフを見て、うまくいったこと、反省点、乖離した原因、その時に起こった問題、思いついた改善策等々、何でも構わないので、気づいたことをその場で書き残していく。
とてもアナログですが、これがめちゃくちゃ大事なんです。
後で、多くの振り返りができます。
私のお客様では、模造紙やホワイトボードを活用しています。
例えばこんな具合に!!

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見える化ができているかどうかの判断基準は、「誰が見てもすぐにわかる!」こと。
そして、「行動につながっている!!」こと。
人は、状況がはっきり見えると、自ずと判断して行動に移します。
この三本線を加えることで、グラフが引き締まり、見える化を加速します。
ぜひやってみてください。

「あなたのグラフは、誰が見てもすぐにわかり、行動につながっていますか?」

それではまた。
Mauruuru

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