増やすために減らすことが大事

Ia ora na!
「増やすためには減らすことが大事なんです!!」
えっ?何?
どういうことかというと・・・

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先日開催したTOCセミナー。
サイコロを使ったシミュレーションゲームを通して、TOC理論を体験、体感していただきました。
このサイコロゲーム、生産性とは何なのか?どうやったら高められるのか?を学ぶことができます。そして、一番の発見が、「増やすためには減らすことが大事!!」ということ。

出荷量を増やすために、一般的には、どんどん材料を投入し、早めに着手して、それぞれの工程がフル稼働することと考えられています。
「出荷量を増やすためには、早めに投入し投入量をどんどん増やす」。
これが常識です。
しかし、この常識が、実は大きな間違いだったのです。

下記データは、セミナーの中で集計した稼働率です。
A、Bの2チームに、同じ前提でゲームを2回行っていただきました。
#2と#3、どちらがリードタイムが短く、出荷量を増やせたと思いますか?

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常識で言えば、全体的に稼働率が高い#2ゲームのように思いますが、実は稼働率の低い#3ゲームの方なのです。AチームもBチームも同じ結果でした。
#2と#3の違いは、なるべく早く投入したか、なるべく遅く投入したかの違いだけ。
リードタイムを短くして出荷量を増やすためには、なるべく遅く投入し、投入量を減らすことが大事だったのです。
ここから、「出荷量を増やすためには、なるべく遅く投入して投入量を減らす」という真実が見えてきます。

しかし、実際の生産現場を見てみると・・・昨日訪問したクライアントの話。
なるべく遅く投入して投入量を減らすという意思決定がどれほど難しいことなのか?を痛感しています。
間違った常識に捉われてしまっているからか?
それとも不安、恐怖心からか?
現場はどうしても早め早めに投入、着手したがり、その結果、工程に渋滞を多発させてしまっています。
この解決は、担当レベルでできる内容ではありません。経営者をはじめ、営業、製造、業務全部門のコミットが必要です。
そのため、まずは間違った常識、方針制約を解消するところから始めようと思います。

いかがですか?
世の中には常識というものがありますが、常識ということで、あまりよく考えずに受け入れてしまっている場合も多いですね。
「当たり前」って、何の疑念も持たずに、その存在すらも気づかずに受け入れて行動してしまっている。怖いですね。
もしかすると、「本当にそうなのか?」と、一度疑問を持つことがブレークスルーにつながるのかもしれません。
常識を壊す体験をしたい方、さらに詳しく学びたい方は、ぜひ7月のTOCセミナーにお越しください。お待ちしてます。

「増やすために減らすことが大事!!」

それではまた。
Mauruuru

〈直近のセミナーのご案内〉
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