欲求五段階説 モラールへの応用「社食」

Ia ora na!
前回の続きで、今回もマズローの欲求五段階説について。
今回は、モラールへの応用です。

モラールとは、軍隊や会社などの組織体の士気、労働意欲、やる気など、集団の活動性の度合い、団結精神の強さのことです。
モチベーションが個々人の意識に関する概念であるのに対し、モラールは集団的な感情や意識に対して使われる概念です。

このモラールをアップするために、欲求五段階説で考えると、「社食」がいいとのこと。
どういうことかというと・・・

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日経トップリーダー2021年5月号の記事『「社食」で気遣う気持ちが届く』から。
(以下に抜粋)

「会社が食事を提供することで、社員はバランスの取れた食事をしっかり取ることができ(生理的欲求)、健康になり(安全欲求)、同じ時間に同じ食の体験をすることから仲間意識も生まれる(社会的欲求)。」
「昔から『同じ釜の飯を食う』などと、一緒に食事をすると親しい間柄になると言われている。会社が社員に食事を提供する社食は、一石二鳥、いや一石三鳥の施策になる」
(引用:日経トップリーダー2021年5月号)

生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、この3つの欲求を、「社食」を実施することでケアするというもの。
確かに、グーグルや楽天などの社食は、映画やテレビで取り上げられるほどのハイクオリティーであり、こだわりがありますよね。へたなレストランよりおいしそうで、昔の社食のイメージとは全然違います。

また、以前ご支援していた香川県の企業の事例ですが、とても素晴らしい経営者の方がいらっしゃって、その方がおっしゃっていた言葉がとても印象的で、今でも覚えています。
それは、
「会社を強くする一番の方法は、社員の口に入るものを良くすること。そうすれば社員は健康になり、活力に満ちて、会社は強くなる」
その会社のランチは、有機野菜等、材料や鮮度にこだわったものでした。調理法も、加工品を一切使わずに素材そのものを生かした方法で、すごい徹底ぶりでした。

MG(マネジメントゲーム)でも、お弁当にこだわります。
他のセミナーではお弁当まで準備されることはあまりないですが、MGでは2日間おいしいお弁当を準備し、参加者全員で一緒に食べます。
これにより、欲求五段階説の3つの欲求が満たされているんだなぁと、改めて思いました。
MGの場合は、それだけでなく、2日間のカリキュラムにより、さらに、高位の承認欲求、自己実現欲求まで満たされますよね。欲求五段階説のすべてです!!モチベーションもモラールも上がるはずです。本当にすごいプログラムですね。

「社食」の効果、いかがですか?
昔からあるものですが、その捉え方、狙い、運用によって、全然効果が変わりますね。
いろいろと見直す価値がありそうです。

それではまた。
Mauruuru

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