経営を簡単にする方法

Ia ora na!
先日、新規のクライアント2社に訪問して気づいたことがあります。
それは、「多くの中小企業は経営を難しくし、大企業は経営を簡単にしている」ということ。
どういうことかというと・・・

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新規のクライアント2社とも、経営者も社員もとてもまじめで、一所懸命に頑張っていました。
しかし、その頑張りがどう経営に影響しているのか?儲かっているのかどうか?が、さっぱりわかりません。
わからないから、経営者は毎日不安でたまりません。
不安の中、何かしなければならないと、場当たり的にKKD(勘・経験・度胸)で意思決定しています。
KKDで意思決定するならまだいいかもしれません。多くの場合は、意思決定することなく、周りに勧められるままに選択したり、日々の仕事をこなすだけになってしまったりしています。

MG(マネジメントゲーム)では、“行数”をいかに使い切るかがポイントとなります。
なぜならば、行数の数だけ意思決定ができ、意思決定の回数が多ければ多いほど競争相手よりも打ち手が多く、失敗しても軌道修正できて、結果、業績がよくなるからです。
実業も同じです。経営者が意思決定を多くしている会社は、環境変化に迅速に適合でき、業績が好調です。

経営力の差とは、実は、経営者の能力、意思決定の質よりも、経営者の意思決定の回数、量にある。
意思決定の回数が、経営を簡単にするのです。
そうであるならば、経営資源の少ない中小企業こそ意思決定を多くしなければなりません。
しかし、現実は、その逆です。

あのソフトバンクの孫さんは、経営危機に直面したとき、試行錯誤を経ながら「日次管理」を取り入れたそうです。
『毎月一回の業績管理を毎日に変更する。日々の数字を把握することで売れ行きの変化にすぐさま対応する体制を整える』
(引用:孫正義300年王国への野望 杉本貴司著)
今では、日次管理はソフトバンクの経営の代名詞となっています。

能力ではなく、意思決定の回数であるならば、できそうですよね。
その環境を作ればいいだけのこと。
1年365日、1日24時間、持ち時間は誰も同じ。
その中で意思決定を多くするには、細かく行うということ。
年次から月次へ、月次から週次へ、週次から日次へ。
経営の見える化を図って、KKDにK(会計、科学)を加えて、意思決定の回数を徐々に増やしていき、経営力を上げていけばいいのです。
新規クライアント2社も、意思決定する回数を増やすべく、さっそく環境整備に取りかかりました。経営を簡単にして、今後の利益改善、成長につなげていく。
とてもワクワクしています!!

それではまた。
Mauruuru


〈お知らせ〉
11月20日(土)-21日(日)、うどん県MGセミナー2021を追加開催することにしました!!6月開催が延期となってしまい、その代替日です。
会場は、いつもの所が空いておらず、四国繊維販売株式会社さまのご厚意により、コミュニケーションルーム「いこい」をお借りします。
四国繊維販売株式会社さま、ありがとうございます。
ご都合がつく方は、この機会にぜひご参加ください。
お待ちしてます!!

〈直近のセミナーのご案内〉
・7月24日(土)-25日(日)TOC利益力改善セミナー2021
・8月21日(土)-22日(日)第26回うどん県MGセミナー2021 満席御礼!!
・10月16日(土)-17日(日)第27回うどん県MGセミナー2021 満席間近
・11月20日(土)-21日(日)第28回うどん県MGセミナー2021
・12月18日(土)-19日(日)第29回うどん県MGセミー2021

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