常に正三角形にはならない

Ia ora na!
先日、ある勉強会グループでMG(マネジメントゲーム)のインストラクターをさせていただきました。
その時、ゲストとして、何と!株式会社スワロースポーツの矢野社長が参加してくれました。
スワロースポーツは、うどん県MGの仲間の中でも有名な会社です。
せっかくの機会、ここぞとばかり、矢野社長にいろいろとお話をしていただきました。
これからMGを勉強していこうという参加者にとって、たくさんの気づき、勇気をいただきました。
私自身も勉強になりました。中でも一番感銘を受けたのが、「常に正三角形にはならない」というお話。どういうことかというと・・・

企業の目的には、3つあります。
CSとESとG。この3つが大事です。
CSとは、Customer Satisfaction。顧客満足度です。
ESとは、Employee Satisfaction。従業員満足度です。
Gとは、Gain。利益です。

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企業は、この3つを同時達成することを目指します。それも、1度きりではなく、現在から将来にわたってずーっとです。
そして、この3つの関係ですが、1つを達成するために、残り2つは条件となります。
未来に向かって永続するためには、どれか1つをとって、残り2つを犠牲にすることはできないのです。

私は、この三角形の考え方を以前から知っていました。
しかし、今回、矢野社長のお話を聞いていて、はっとさせられました。
「根っこの部分、本当の意味を理解できていなかった」と気づかされました。
矢野社長は、おっしゃいました。
「実際は、G、CS、ESの三角形は、常に正三角形にはならないのです」

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その通りです。
きれいな正三角形には、現実的にはなりません。いびつな三角形になります。
それを、いかに正三角形に持っていくか?そして、面積を大きくしていくか?を考えることが大事だと気づきました。

そのためには、
当然、経営目標を1つの項目だけで設定してはならない。
3つの視点でバランスを持って設定しなければなりません。

3つの目的がどうなっているのか?常に測れる指標を持っておかなければならない。
そうでなければ、三角形の形が今どうなっているのかわかりません。

変化に対応できなければならない。
顧客や従業員が満足を実感できているのか?どの程度感じているのか?これらは変化していくものです。その変化を察知できているかを、常に考えなければなりません。

CS、ES、Gの3つの視点。
ややもすると、それぞれがトレードオフの関係になり、三角形の形がいびつになりがち。
そうではなくて、同時達成できるようにどう持っていくか?
そのためにどうすべきか?
とても勉強になりました。

矢野社長、ありがとうございました。

それではまた。
Mauruuru

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