アナログ管理へのこだわり

Ia ora na!
私がお客様をご支援する際、もっとも大事にしていることのひとつが、アナログ管理です。
ホワイトボード、模造紙、ポストイット、マジック、掲示板などなど。
プロジェクトを開始する前に、一番最初にお願いするのがホワイトボードの購入です(笑)

デジタル化、システム化が主流の今の時代に、なぜアナログにこだわるのか?
その理由は・・・


その理由は、アナログ管理にはデジタル管理にはない3つの特長があるからです。

1つは、狙った情報を伝えやすいということ。
デジタルと違い、スペースが限られているため、あまりいろいろと盛り込めません。自然と狙った情報だけに絞られます。
デジタルは何でもできるので、「あれもこれも」となってしまい、情報過多になりやすく、伝わりにくくなります。
アナログの不自由さという制約が、逆に伝えたいことが絞られるという特長になります。

1つは、余白を残せるということ。
この余白は、とても重要です。
情報を共有していると、たくさんアイデアが生まれてきます。
しかし、せっかくのアイデアも残しておかないと忘れてしまい、共有できません。
イデアが生まれたその瞬間に書き込めるスペースを残しておくことが大事です。
思いついたその瞬間に、その場で書き込む。
それをまた誰かが見て、気づきが生まれ、さらに書き込む。
この循環!常に情報がブラッシュアップされていきます。

1つは、見える化に優れていること。
アナログは、見た目、整い具合では、デジタルにはかないません。
でも、逆に独特の風合いがあります。
デジタルは、整っていますが、ちょっと無機質な感じ。そして、パソコンを立ち上げる動作、印刷するタイムラグが発生します。
アナログは、クセは強いが温もりを感じます。
そして、何よりも自分たちの手でプロセスや結果を書き込んで、すぐに見ることができます。
自然と誰の目にも飛び込んでくるという特長もあります。

実際の例は、こんな感じです。四国繊維販売株式会社様の現場管理です。

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どうです?
すごくないですか?
現場の熱量を感じますよね?

こう考えていくと、アナログ管理は、なんだかTOC(制約理論)の考え方にも合っています。
・狙った情報だけに絞る=ボトルネックに集中する
・余白を残す=バッファを置く
・プロセスが見え、自然と目に入ってくる=思考プロセス

AI、IoT、RPA・・・デジタル化の流れの中で、ベタですが、これからもアナログ管理にこだわっていきたいと思います。

それではまた。
Mauruuru


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