利益Gとは何か? パート1

Ia ora na!
今日は、利益Gについて。
利益Gとは何か?何のためにに必要なのか?
どのように設定すべきか?
経営計画を立てる際の利益目標について、考えてみたいと思います。

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会社の目的は、存続し続けること。どんな事があっても絶対につぶしてはいけません。それは、会社は社会的責任を負っているからです。
その社会的責任とは、
・社会に富を貢献すること
・社員の生活を保証すること

会社を存続し続けるために、絶対に必要なものが利益Gです。
事業を継続していく中では様々なリスク(MGのリスクカード)が襲ってきます。価格競争、不況、事業の陳腐化、得意先倒産、そして、今回のコロナ禍のようなことも・・・。
それらのリスクに直面した時に、もしも利益がなかったなら、すぐに赤字転落、最悪、倒産に陥ってしまいます。利益は、これらのリスクに耐え、時間を稼いで、事業の体制を整え直すことを可能にします。
利益というのは、事業を破綻から救うバッファー、保険の役割、”事業存続費”なのです。
当然、多いに越したことはないですが、いくらでも増やせるものではありません。現実的にはギリギリです。
そう考えると、利益目標は、事業を存続させるために必要な”最小限利益”ということになります。
「企業のあげられる最大限利益(実力値)< 企業が必要とする最小限利益(目標値)」
この厳しい現実を正しく認識することが大事です。
このような認識を持つと、
「できるだけ利益を上げるように頑張ったが、これしか利益が出なかった」では済まされません。事業存続費が確保できていない状況=存続の危機に直面してしまいます。利益目標とは、それだけ重いものです。
ですから、経営者は安易に利益目標を修正してはならないのです。

それでは、具体的にどのように設定すべきか?
それについては、次回お伝えしたいと思います。

「利益Gは事業存続費。そう易々と下げてはいけないもの」

それではまた。
Mauruuru