作業系と判断系

Ia ora na!
前回、「人に仕事をつける」のではなく、「仕事に人をつける」ことの大切さをお伝えしました。今日は、その続きです。

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仕事には、大きく分けると2つあります。
それは、「作業系」と「判断系」です。
作業系とは、定型化できるもので、あまり頭を使わなくてもできる繰り返し仕事。または、経験や技術・技能を要さない仕事です。
判断系とは、頭を使って考えて考えて行う仕事。または熟練度が求められる技術・技能が必要な仕事です。

TOC(制約理論)でまず行うことは、ボトルネックと非ボトルネックに分けることですよね。
それと同じように、仕事を見直すためにまず行うことは、この作業系」と「判断系」に仕事を分けること、これが重要です。
そして、作業系の仕事から、「仕事に人をつけて」いきます。

作業系の仕事は、単純です。作業の手順を順番に覚えていけばいいのです。
しかし、判断系の仕事はそうはいきません。判断するための基準、意思決定できるようになるための知識、経験、技術等が求められます。
作業系の仕事は、人によってばらつきは発生しにくいです。
判断系の仕事は、人によって大きなばらつきが発生します。

仕事を教えていく時も、作業系と判断系を明確に区分して教えてあげることが大事です。
教える側(渡す側)にとっては当たり前のこと、頭の中で整理できていることでも、教わる側(受け取る側)にとっては、全体像や内容の濃淡、コツ等がまったく見えていません。
そんな時、ひとつの切り口がこの「作業系か判断系か」になります。

こう見てくると、企業の強みは、「人」それも「判断系の仕事」にあることがわかります。
逆に、仕事をこのように区分し整理することで、自社の強みがどこにあるのかも明確になりますね。
ぜひ作業系と判断系の区分で仕事を見直してみてください。
これまでとは違った見え方ができると思います。

「作業系と判断系に分けて考えてみよう!」

それではまた。
Mauruuru

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