Ia ora na!
クライアント先で、業務フロー改善を進めています。
これまでもいろいろな企業で何度も行なってきたことですが、今回は、その規模、範囲が全然違います。
どう違うかというと、”全社レベルで”行なっているのです!
全社レベルで行うと、信じられないくらい効果が大きい!!
その理由は・・・
全社レベル、全部門で行うのは、私も初めての経験。
たくさんの業務フローが出来上がってきました。
現状の洗い出しが終わったため、いよいよ改善案の検討の段階に入りました。
昨日の会議では、製造部門の前後工程が集まって、どういった問題があるか?を確認し合い、改善案を考えました。
とてもいい議論ができました。
これだけ改善が進んでいる会社でも、まだまだ問題が出てくるものです。
ポイントは、2つ。
「部門と部門の“間”」と「情報の共有化」。
1.部門と部門の“間”
改善のアイデア(宝)は、部門と部門の“間”に落ちています。
部門内での改善は進んでいるのですが、前工程、後工程まで業務フローをつなげてみると、もっと仕事がやりやすくなる改善案がたくさん出てきます。
「そういうことで困っているのであれば、こっちでこうするよ」
「今まではこういう基準で整頓していたけれど、基準を合わせた方がモノを管理しやすいね」
「情報の伝達ができていないね。これまでの人頼りをやめて、伝達の流れを決めて一元化しよう」
などなど、素晴らしい改善案がいくつも出てきました。
前と後をつなげたことで、初めて見えてくるものがたくさんありました。
野球のポテンヒット。打球が内野手と外野手の間にフラフラっと落ちてヒットになる。
各々のポジションの守備範囲の間に落ちる打球は、なかなか処理が難しいもの。
仕事でも同じことが起こっているんですね。しかも、それが結構多い。
業務フローをつなげたことで、その“間”が認識できるようになり、対策が打てるようになりました。
2.情報の共有化
現場ではモノの流れはわかりやすいので、どんどん改善を進めることができるのですが、情報に至っては、目に見えないため疎かになりがち。
しかし、仕事をするのに一番大事なのは、情報です。
モノと情報が対に流れて、初めて仕事ができるのです。
後工程に行けば行くほど、必要な情報が途中でこぼれていき、届いていない。
そのせいで、余計な作業、確認、調整、やり直し、廃棄等のムリ、ムダ、ムラが発生していることが発覚しました。
情報共有では、以下の項目を整理しておくことが重要です。
What:どんな情報が必要なのか?
Who :誰から誰に伝えるべきなのか?
When:どのタイミングで伝えるべきなのか?
How :どのような方法で伝えるべきなのか?
業務フローをつなげて、みんなで考えたことで、上記項目が明確になりました。
業務フローをつなげて考える。
“つなげる”と、見えないものが見えてきます!!
部門と部門をつなげることで、相手の立場になることができ、全体最適が生まれるという好循環が作れます。
昨日の会議で、改めてその重要さを実感しました。
クライアントのさらなる進化、楽しみです!!
それではまた。
Mauruuru