組織硬直化を打破する方法

Ia ora na!
どんな組織でも、長年続けていると、どうしても硬直化していきます。
それがわかっていても、内部だけではなかなか変えられないもの。
8月4日(水)日経MJに掲載されていたサンリオさんも同様の悩みを抱えていました。

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トップダウン待ち、サイロ化した組織、頑張っても報われない人事制度…」
「部署ごとに縦割りが進み、会社全体の利益を考える共通認識が欠落」

「新型コロナウィルス禍の影響もあり、前中計(中期経営計画)の営業目標を達成することができなかった。どんなに立派な成長戦略をまとめても、まずは実行力ある組織を作らなければ計画だけで終わってしまう
2代目辻朋邦社長は、新中期経営計画で真っ先に組織風土の改善を掲げました。
そして、一番の問題として、『全社最適』の意識が足りないことと言っています。
辻社長は改革の陣頭指揮を執るにあたり経営チームを大幅刷新し、自ら音頭をとって外部から常務執行役員を登用しました。
(参考:日経MJ2021年8月4日号)

組織硬直化は、大企業だけでなく、中小企業でも起きています。
組織の性質として、規模に関係なく、どんな組織でも部分最適、硬直化していくんですね。
部分最適、硬直化によって、流れが悪くなり、インプット〜アウトプットのリードタイムが長くなっていきます。その結果、新しい取り組みがなかなか実行できなくなります。

それを打破する方法は、ずばり全体最適です。
私がクライアントと一緒に取り組んでいる手順ですが、以下のように進めています。
全体最適とはどういうことか?TOC(制約理論)を学ぶ
②自社に置き換えてみるとどういうことか?を考える
全体最適の指標を決め、見える化を図り、情報の共有化をする
④場合によっては、組織単位を見直して小さくし、常に誰もがお客様を感じられるようにする
⑤定期的に業務フローを見直し、リードタイムを短縮し続ける
この①〜⑤を、プロジェクトメンバー全員で行うことが大事です。
サンリオさんのように、外部人材の力を借りて、新しい風を入れるのも手ですね。
辻社長の言葉に「全社最適」とあリましたが、もしかすると辻社長もTOCを想起しているのかもしれませんね。

全体最適が図れると、リードタイムが短くなり、機動力、柔軟性のある組織に変わります。加えて、自然と組織の風通しが良くなり、社長も社員さんも協力して仕事に取り組めるようになります。チーム力が高まり、職場も明るくなります。良いこと尽くめですね。

知らず知らずに陥ってしまう部分最適や硬直化。
定期的に見直すことが大事です。

それではまた。
Mauruuru

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