業績不振の会社の社長に共通する特徴

Ia ora na!

 

今日は、「業績不振の会社の社長に共通する特徴」についてです。

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業績不振から脱する企業とそうでない企業。
何が違うのか?
なかなか結果が出ない企業には、ある共通点がありました。
それは、社長の特徴です。

 

ひとつが、「自分で決めようとしない」こと。
他人への依存度が高い社長です。そして、やっと決めたことも、社員の反対で簡単に止めてしまいます。
社長の役割は、「意思決定」にあります。意思決定ができない社長の会社は、何も変わらず、過去の延長、現状維持の成り行きになっています。業績が悪いのに、何も意思決定しなければ、将来さらに悪化することは明らかです。
「意思決定」は当然間違いもあります。名経営者の条件は、この間違いを起こさないことではなくて、間違いに素早く気づき、なおすことです。
間違いを恐れて意思決定が遅れ、機を失うことが一番こわいのです。

ある企業の事例。
得意先のスクラップ&ビルドの戦略を立て、撤退先を意思決定したはずなのに、1年以上経っても実施できていない。やったことといえば、それぞれの営業担当に丸投げして、少しばかりの値上げでお茶を濁した程度(その効果測定もまったくしていない)。業を煮やして、経営会議で改めてやり直そうと決めると、今度は営業担当が社長に直談判。「モチベーションが下がる」との反対意見を言われ、あっさり了承してしまう・・・。
 

もうひとつの特徴が、「お客様のところへ行かない」こと。
これはほんと致命的です。業績改善の答えは、外部、お客様のところにあります。そこにしかありません。業績が低迷している最中でも、まったく外に行かず、社内にずーっといる・・・。これは、危機感の欠如、怠慢以外にありません。

ある社長からでた言葉。
「忙しくて、お客様に行く時間がない」
「それは営業の仕事だ」
このような発言が出るなんて!?
誰が会社を変えるのでしょうか?
誰かが何とかしてくれると思っているのでしょうか?

業績不振は、社長の責任です。この現状認識ができていません。
どんなに練られた経営改善策も、社長が意思決定し、お客様のところへ行かなければ、結果は出ません。業績不振から脱することはできません。

西順一郎先生に教えていただいた言葉。
「有智若聞 即能信解 無知疑怪 則為永失」
リコモンは即やる。アホはやらずに機会を失う。
「すぐやる。後でなおす」
大事です。 

 

「すぐやる。後でなおす」が、できているか?

 

それでは、また。

Mauruuru