山のせTOC研修

Ia ora na!
昨日、株式会社山のせ様でTOC研修を実施させていただきました。
各店舗の店長を中心に、21名で行いました。

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いつも思うことですが、山のせ様の社員の意識の高さがすごい。
研修開始時の挨拶。
声の張り方、姿勢が全員素晴らしい。感動ものです。
誰一人手を抜かず、気持ちの良い挨拶を返してくれる。
挨拶って本当に大事ですよね。一番最初のコミュニケーション。気持ちよく研修を開始することができました。
山のせ様のどの店舗も接客レベルが高いのが頷けます。

昨日の研修でのポイントは、大きく3つでした。
・「生産性」という言葉をみんな何気なく使っているが、あいまいであり、それぞれが違った意味で使っている。みんなの目線を合わせるため、また、改善効果をきちんと測定、検証できるようにするため、まずは社内で言葉の定義をきっちり行う。生産性=アウトプット÷インプット。次回までに、アウトプットとインプットを何に設定するか?考えてくる。その際、部分最適な指標ではなく、全体最適な指標になるように意識する。

・リードタイム=実働時間+停滞時間であり、停滞時間が圧倒的に多く、そちらを改善した方が効果が高い。同様に、営業時間=繁忙時間+閑散時間であり、繁忙時間はみんな頑張って改善が進んでいるので、閑散時間に注目して取り組んでみる。まずは、現状をきちんと把握する。客数と投入人員数の関係等調べてみる。

・店舗オペレーションの能力をお客様(需要)に合わせてはダメ。店舗オペレーションの流れ(供給)をお客様(需要)に合わせることが大事。投入コントロールがポイントであるが、何もお客様の案内を止めることだけがその方法ではない。担当を変えることもそのひとつ。能力が高い店長ではなく、新人に案内を担当させることで、投入スピードを意識的に落とす。お客様にとっては、新人のフレッシュで丁寧な接客、商品説明が好印象につながり、注文点数も増えるといった相乗効果もある。

とても濃い研修となりました。
TOC研修ではこれまでの頭の中の常識をぶっ壊して、シンプルな真理に書き換えてもらうことが目的です。
これは簡単なことではないのですが、新たな投資等しなくても意識だけで今すぐ変えられるものでもあります。
次回は10月末。
みんなの頭の中がどれだけ書き換えられているか、楽しみです。

「間違った常識に囚われ、思考停止に陥っていないか?」

それではまた。
Mauruuru