山のせTOC研修2日目

Ia ora na!
昨日は、株式会社山のせ様でTOC研修を実施させていただきました。
前回9月29日の続きです。各店舗の店長を中心に21名で行いました。

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シミュレーションゲームをした後、自社の実務に落とし込むため、下記の課題に取り組んでもらいました。
1.目標の設定:生産性の定義、目標の数値化
2.現状分析:業務フロー作成、ボトルネックはどこか?
3.TOC導入:具体的にどう変えるか?

4チームに分かれて、店舗運営、月次決算業務、おせち料理をテーマに、熱のこもった発表をしてくれました!

今回のポイントは、以下の3点です。
「意思決定しないことを意思決定している」
これは、早藤晋弥社長が話された言葉。研修を受けても、その後実践しないということは、意思決定をしていないのではなく、何もしないということを自分で意思決定したということ。MGで言うところのDo nothing。そのような意思決定でいいのか?
とても心に響いたお話でした。

「方針、目標設定の難しさ」
シミュレーションゲームの時、残業を削減することが目的となっているチーム、または在庫を極限まで減らすことが目的となっているチームがありました。結果、残業削減、在庫削減は達成できたものの、欠品、納期遅れ、売り逃がしが発生して、お客様に迷惑がかかる事態になっていました。
また、課題に取り組んでいる時に、あるチームでは対策はいろいろ出てくるのですが、目標の設定、目標の数値化がなかなかできない状態に陥っていました。
これらの事例は、いかに目標の設定、目標の数値化を考えることが難しいかということ、間違った目標設定は間違った行動に導いてしまうということを教えてくれます。
方針、目標設定は大事だとわかってはいても、どうしても視野が狭くなり、目先の対処療法に追われてしまいます。俯瞰的にものごとが見えなくなりがちです。そのため、いざ目標設定、数値化を考えようにも考えられなくなっています。
方針、目標を設定するためには、大局的にものごとを見る必要があります。
方針、目標設定は難しい。その前提のもと、まずは“考え続ける”ことが大事。自分の脳みそに汗をかき、考えて考えて考える訓練をしましょう。

「集中するということは、やらないことを決めること」
方針、目標設定ができないもう一つの理由は、ボトルネックが絞れていないからです。あれもこれもやりたい、やれたらいいな・・・こんな感じでいると、どれも中途半端になってしまいます。集中することが大事。言い換えるなら、やりたいことはやらないと決めること。そして、やらなければならないこと、ボトルネックだけに集中する。この意思決定がとても重要です。

今回も、とても充実した学びの時間でした。
晋弥社長、孝規副社長、参加いただいた山のせのみなさま、ありがとうございました。
ぜひ実務に落とし込んで、実践することを意思決定してください。
結果もご報告くださいね。
TOCを導入して作った“とんかつおせち”、楽しみにしてます!!

それではまた。
Mauruuru