問題を問題として認識する

Ia ora na!
現場で問題が起きた時、どうしていますか?

この2日間で異なったクライアントから、たまたま同様の相談がありました。
それは、「現場にどう伝えたら良いのか?」という内容です。
トップやリーダーとして伝えているつもりなのだが、なかなか動いてくれない。思った通りに動かない。イライラが募り、挙げ句の果てにはその人を責めてしまって嫌な雰囲気となり悪循環・・・

f:id:ko-manage:20201001001024p:plain

なぜそうなってしまうのでしょうか?
問題が発生した時、得手して、改善策を指示したりしていませんか?
実は、これでは現場には伝わらず、動かないのです。

TOCには「抵抗の六階層」というものがあります。
1.問題を問題として認めない
2.解決の方向性に同意できない
3.解決策が問題を解決できるとは思わない
4.解決策を実行するとマイナス影響がある
5.解決策の実行を妨げる障害がある
6.その結果起こる未知への恐怖がある

この6つの階層を一つ一つクリアしていかなければ、人は変化に抵抗して動いてくれないのです。
この階層のうち、私が一番重要だと考える層は、第一ステップの「問題を問題として認めない」です。
自分が問題だと思っても、みんながみんな問題だと認識できているとは限りません。逆に、問題の見方が違うのが当たり前です。
その状態でいくら原因究明したり、解決策を議論しても、相手は受け取れません。そもそも見ているところが違うのです。
まず始めに行うこと、それは、「これって問題だよね?」と投げかけること。
そして、問題の構造を整理し見える化すること。そうやって目線を合わせること。
この順番が大事ですね。
問題を問題として認識できれば、人は何とかしたいと思うもの。
ぜひ第一ステップを意識してみてください。

「現場に伝える時、問題を問題として認識するところから始めているか?」

それではまた。
Mauruuru