目標には2つある!

Ia ora na!
前回、目的・方針・目標の関係についてお話しました。
今回はその続きで、目標の深掘りです。
目標には2つあることをご存知ですか?

それは、結果指標とプロセス指標です。

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結果指標とは?
結果として得られる、当初定めた目標です。
時間の経過とともに目標達成に向かって進んでいるか推移が測れるよう、定量的に設定されていなければなりません。
(例)G(経常利益)、MQ(限界利益額)、MQ/H(時間当たり限界利益

プロセス指標とは?
結果指標を達成するために実行すべき行動を明確にし、その行動が適切に実施されているかプロセスを管理するためのものです。
いわば、結果指標を達成するための中間目標です。
特に、活動開始の初期段階では、行動することが重要なので行動回数などの“量”が重視され、行動が定着してきたら、今度は目標実現に寄与する内容であるかどうか行動の“質”を重視していきます。
(例)新規開拓数、新商品開発数、営業訪問件数、クレーム数、不良率、コストダウン、リードタイム、稼働率、改善提案数、在庫量、残業時間

例えば、ダイエットの場合。
3ヶ月で体重を10kg減量しようとしたら、
結果指標:3ヶ月で体重10kg減量
プロセス指標:毎日1時間ウォーキング
       食事は1,800カロリー/日以下

結果指標だけでは、どうやって達成すべきか?何をすべきか?行動が定まらないですし、何が効果的だったかも検証できません。
それでは困るため、プロセス指標を定めます。

また、結果指標は経営の数字、プロセス指標は現場の数字とも言えます。
経営目標を達成するために、現場目標に落とし込み、現場へ行動を促す。
そのためには、プロセス指標は、現場において簡単に測定できるものでなければなりません。

このように、プロセス指標に何を定めるかで、現場の動き方が変わり、結果が変わります。プロセス指標の設定がキモです。
しかし、実際の中小企業経営において、結果指標はあるものの、プロセス指標が定まっていなかったり、あいまいだったり、測定されていないことが多々あります。

「これを行えば、こうなる!」という戦略のストーリー。
因果関係が見えるような目標を作ることが大切です。

それではまた。
Mauruuru