直接お客様に価値を届けるということ

Ia ora na!
本日、クライアントの四国繊維販売さまで、初の倉庫市が開催されました。
ふとんの製造卸として、掛け布団、敷布団、マットレス、羽毛、羊毛、合繊、こたつふとんまで重寝具に関しては何でも自社で一貫生産しており、国内製造で高いシェアを占めている会社ではありましたが、直接、お客様に販売することはこれまでほとんどやっていませんでした。
今回、初の試みとして、思いきって挑戦、実施されました。

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正直、お客様が来てくれるのかと心配でした。
しかし、蓋を開けてみたら、開場前から行列ができるほど!!
やっぱりやってみないとわからないですね。
賑わいがすごかったです。

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今回の目的は、事業革新のための青チップの一環、テストマーケティングでしたが、それ以外にも多くの成果がありました。
・お客様がわざわざ時間を作って自社に足を運んでくれるうれしさを感じることができた
・直接お客様と接して話をすることで、お客様のニーズを直に感じることができた
・普段、製造に関わる社員さんたちが、自分たちで作った商品を直接お客様に販売することで、“商売(買って、作って、売る)”を実感できた。自信にもなった
・価値とは、商品そのものはもちろん、商品説明、商品選定も大きな価値であることを実感できた
・地元地域の方に、どんな会社なのか?を知ってもらえた
・社員の家族に、会社の取り組み、雰囲気を感じてもらえた
・初挑戦に対し、会社が一丸となって臨み、チーム力がさらに向上した
・何よりも“売れるって楽しい!!商売って楽しい!!!”(学園祭のノリ)とみんなが実感した

自分たちが作った商品を、自分たちの口で説明し、おすすめし、買っていただき、梱包し、お金をいただき、感謝の気持ちを伝える。
この一連の流れ、まさに“商売”の本質がここにありました。
企業は大きくなるにつれて、知らず知らずのうちにこの商売の本質から遠ざかっていきます。効率追求から分業化が進み、売る人は売ることに、作る人は作ることに専念していきます。
そうなると、お客様との距離がどんどん遠くなっていき、お客様の存在を感じなくなっていきます。結果、お客様不在のビジネスフローになってしまいます。
ビジネスの楽しさって、直接お客様に価値を届ける瞬間にあります。
それを忘れてはいけません。
それを実感した1日でした。

繁忙期の真っ只中、現場では前日の遅くまで製造、出荷に追われていてたいへんだったと思いますが、それを感じさせない素晴らしい催事となりました。
今回のプロジェクトリーダー営業藤田さんをはじめ、事前準備から当日運営、片付けまでされた社員の皆さん、本当にお疲れ様でした。とてもスムーズな運営でした。
さすが!!大成功でしたよ。

私も、お手伝いに行ったはずなのに、ついつい買っちゃいました!!
良い商品がとてもお買得だったし、何よりも、ふとんのプロフェッショナルたちのアドバイスを聞いて、自分の睡眠環境、寝具選びがいかに間違っていたかを思い知らされました。
いろいろ教えてくれて、選んでくれてありがとう!!
今日の眠りがとても楽しみです。

「直接お客様に価値を届ける大切さ」
商売の本質、その瞬間に楽しさがある。
ぜひみなさんも自分のビジネスで、商売を感じているか?振り返ってみてください。

それではまた。
Mauruuru